080403 淡墨桜行(1)

目的を持つと、私みたいな出不精でも動きやすくなる。
今回の目的は、桜。淡墨(うすずみ)の桜。

淡墨桜 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%A1%E5%A2%A8%E6%A1%9C


そうそう関東から出ることもなく、名古屋ともなれば駅に降りるのが今までの人生で2回目。
目指すは樽見鉄道の終着駅、樽見。新幹線でまずは名古屋へ。



どうにものぞみは、走行中の車内気圧変化がいやだ。赤ん坊だって泣くよ、そりゃ。
山側の指定席はとれないし。寝るならその席オレに譲れ! フントニモウ
帰りに取るからイイモンくらいに思ってたら帰りにも取れず。富士山見たかったなぁ。
トンネルに次ぐトンネル。視界が開けておっと思うとまたトンネル。とても面白くない「移動」。狭い土地にせせこましく生きている我々を思う。


名古屋に着いた後、大垣へは在来線で。新大学生っぽい女の子たちの話を横に聞きながら。
関東と関西の言葉の差異、特に互いの言葉への違和感。これは音、音程に集約されるのではなかろうか。端々に耳慣れないキーが入ると感じる。これは互いにそうなんだろう。


都市圏の風景はどこも似たり寄ったりだとは思う。だから、ちょっとした違いが逆に際だつのかもしれない。
名古屋〜大垣間は30分くらいだったけども、庄内川木曽川長良川揖斐川と、広い川が多い! これはうらやましい。っていうか名古屋は海が近いのか。っていうか港があるな。いいなぁ。暮らしてればなんてことはないんだろうけど…。


観光と言えど、そこに暮らす人がいて。
そこにおじゃまをさせていただくわけで。
これは互いに居心地の悪いものであると思う。
そもそも観光とは?
行楽地を巡る…のは何のために?
私はなぜ居心地の悪い中、居心地の悪い思いをさせてまでここにいるのか。


いろんな考えが頭をよぎる。それもまた一人旅の醍醐味。